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国産材を使った木造住宅を守る会

 私達「国産材を使った木造住宅を守る会」は現場のプロの声を行政や消費者に確実に届ける団体を結成し、業界が消費者の立場に立って「物言う」集団を目指します。

まだ沈黙を続けますか?!

昨今の変化

国産木材の危機

昨今の変化により、国産木材を使った木造住宅を取り巻く環境には

危機的ともいえる多くの矛盾が生じています! 数は力なり

建築工法

  木造建築の構造体の変化に歯止めをかけ、国産材を生かす工法などを見直すべきではないでしょうか。
次世代を担う大工職人の養成を目指します。
       

建築資材の評価方法

  耐震性といった、一時的加圧に対する強度の観点のみ取り入れられていますが、経年劣化など耐朽性の観点は不要と言い切れるのでしょうか?
画像提供:林材新聞社
左から国産材ヒノキ、国産材スギ、カナダツガ、集成材ホワイトウッド
       
       

取り巻く制度

  ・長期優良住宅の普及の促進に関する法律(通称:200年住宅法)(平成21年6月施行)
  ・住宅瑕疵担保履行法(平成21年10月施行)
  各保証制度により、今後使用資材明記提出物が一層厳しくなることが予想されます。JAS表示木材以外は認めないと言う流れになる可能性もあります。これで良いのでしょうか。
  ・建築基準法
  4号建築物の確認特例の廃止(平成22年予定)
  4号建築物が構造計算法の対象になることは、図面上の計算都合規制都合の良い集成材選定を促進させてしまう流れになりかねません。
       
       

消費者の誤解

  消費者の誤解
  ・「国産材は割高である」
  ・「国産材の流通は不透明だ」
  ・「国産材は集成材に比べ強度的に劣る」
  一般消費者は誤解しています。その誤解を正してあげるべきではないでしょうか。
       
       
このままでは、国産無垢材離れが加速され、地球環境のための「森林循環バランス維持」や「地球温暖化防止のためのCO2削減」といった道からも逸脱してしまうことでしょう。

設立趣旨

 多くの消費者にとって「家造り」という事業は、一生の中で最も高価な出費になります。竣工後その家に住む家人にとっては日々の生活拠点になり、人間の健康とも深く関わりを持つことになります。本来住宅とは、「構造物の安全性」という工業的な数値評価に加えて、その家に住まわれる家族の「健康への安全性」と「精神の健全性」といった、人体へ良好な影響を与えるものでなければなりません。

 その「家」を造るための伝統的な建築技法である木造軸組工法は、我が国独特の気候風土を考慮した文化的にも世界有数の優れた建築工法です。「適材」を「適所」に「適した技法」で施工した木造住宅は、100年をも超える長寿命住宅になることは過去の歴史が証明しています。また、その家に住む家族の精神面にも、良好な結果をもたらすことは広く周知されています。それは、その優れた木造住宅の真価を十分に発揮するために、基幹部材である「木材」が持つ特性を十二分に理解した人たちが携わってきたからに他なりません。

 その主役である「木材」。我が国は国土の約7割を森林が占める世界有数の森林国です。治山治水や環境保護という、国家的な社会的使命を担っていながらも、輸入材やその他の建築資材の普及や、恒久的ともいえる国産木材相場の長期低迷等により、多くの森林が適切に維持管理されておらず、次世代に引き継ぐべき大切な資源として、その存在価値が無くなろうとしています。

 このような状況下で、近年の木造建築物を取り巻く環境は、各種法令上の制限や行政の規制指導等に、木材が持つ特性を十分に活用できる人たちが携わっていないのが現実です。あわせて現在の行政等の施策は、耐震性等の一時的加圧に対する安全性のみに重点が置かれて、構造軸組部材の耐久性や耐湿性は軽視され、家人に対する精神面への配慮が極めて曖昧です。木材は加工や選定、利用の仕方次第で良材にも愚材にもなり、木造住宅で国産木材の特性と存在意義を骨抜きにした利用はあり得ないはずです。

 私たち「国産材を使った木造住宅を守る会」は、国産材による家造りが可能な新しい組織の構築が、安心で安全な住環境を整える最善の道と捉え、健全な森林を取り戻して恒久的に環境対策に貢献できる近道であると確信します。そこで木材を最も良く知り得る立場にある、全国の林業家や木材加工業者をはじめとして木材流通業者、各地の大工さんや工務店、建築士等、木材や木造住宅建築に関わる多くの人たちに参加を呼びかけ、現在の建築制度が定める住宅の基準を精査して、住宅が本来持つべき「構造物の安全性」と「健康への安全性」、そして「精神の健全性」を追求する組織を立ち上げることに致しました。

 国産木材が持つ特性とそれらがもたらす効果を、正確に理解している人たちだからこそ造ることができる、本来あるべき木造住宅の姿を促進して普及し、より多くの消費者の利益に貢献するため全力を尽くす所存です。

平成21年4月22日

「国産材を使った木造住宅を守る会」設立発起人

代表発起人 茨城県筑西市 平出 博
  東京都文京区 安藤 直人
  和歌山県田辺市 榎本 長治
  東京都千代田区 國井 常夫
  愛知県名古屋市 鈴木 和雄
  大分県日田市 武内 達男
  東京都調布市 内山 信一
  千葉県市川市 小川 博美
  茨城県神栖市 斉藤 章
  千葉県大多喜町 鷹野 純一
  埼玉県川口市 山下 克己


 私たち「国産材を使った木造住宅を守る会」は、この会の趣旨に賛同し活動していただける皆様方の参加を募集致しております。木材や木造建築はもちろんのこと、森林環境問題や住宅が人体へ及ぼす健康面での影響など、国産木材と木造住宅が現在抱えている諸問題を解決するため、個人、法人を問わず、幅広く多くの方々に参加していただきたいと思います。

お申し込み・お問い合わせ

「国産材を使った木造住宅を守る会」事務局

〒136-0071 東京都江東区亀戸6丁目57番19号 丸宇木材市売株式会社内
電話 03(6904)8141(代表) FAX 03(5628)3722
webmail-hp@maruu.co.jp

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